母ちゃんのフラフープ

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんの書き下ろしノンフィクション 「母ちゃんのフラフープ」が2021年5月31日に発売されます。
昨年ガンで亡くなった母への思いがつづられた本になります。
好き勝手に生きてきて、いつもお母さんのいうことに反発してきた田村淳さんだけに母親の闘病生活で思うところがあって今回の「母ちゃんのフラフープ」を執筆したのだと思います。
この本の説明で幸せは当たり前の日常の中にあるということを思い知らされました。
ふと忘れがちな何気ない日常の中に幸せと言うのがあるのだとつくづく思いました。
田村淳さんは、闘病生活の母親との話しをしていて母親が死ぬ前に何か言葉を残したいとかそんなことは全くなかったと言っていました。
芸能記者の中西正男さんとのインタビューの中でこんなことを言っています。
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出てくる話といえば、普通のことというか「あの時、私が作った唐揚げを美味しそうに食べよった」とか、そんな話なんです。
母ちゃんが死を前に、それを回想するということは、その時が本当に幸せだったということ。
どこかに行ったとか特別な日ではなく、何でもない日が残っている。
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これを聞いて人の幸せは、普通の日常の中にあって我々はそれに気が付かなかったりします。
特に幸せ感がなかったりしている方も本当は周りに幸せが沢山あるのかもしれません。
「お金があれば幸せ」とか「玉の輿に乗れれば幸せ」とか思うかもしれないけれど本当に幸せな方は、その前に幸せであると思います。
田村淳さんの「母ちゃんのフラフープ」、早く手にとって読みたいです。